ギター演奏あがらないための深呼吸

ギター発表会、コンサートの
演奏前にあがらないように
深呼吸をしますね。

ところが正しい深呼吸をしないと
あがらないどころか
かえって失敗してしまいます。

改めてご自分の
深呼吸を見直してみましょう。

YouTubeでもおすすめの深呼吸を
ご紹介していますので
参考にしてみてください。

演奏前に深呼吸する

ギター演奏は緊張して
手が震えたり
手指が硬くなってしまうことがあります。

そんな時
あがらないようにと
深呼吸をしていませんか?

深呼吸は自律神経を整え
身体の無駄な緊張をとって
演奏にふさわしい状態をつくります。

それなので本番前に
深呼吸するのは良い方法ですね。

下手な深呼吸は逆効果

でも、ちょっと待って。。。

うっかり何気なく深呼吸をしていると
身体がうまく使えなくなってしまうことが。

本来、あがらないように
深呼吸をしているはず。

しかし、正しい深呼吸をしていない
逆効果になることが。。。

よくない深呼吸をすると
身体の支えが緩み
パワフルな演奏のための
体勢を準備できなくなってしまいます。
思ったような身体の状態でないと
パニックになって、あがってしまいます。

深呼吸して落ち着かせたつもりなのに
思ったように身体をコントロールできない
そんな体験はありませんか?

呼吸時の身体の動き

呼吸の役割は小学校で習いましたね。
肺に酸素を取り入れ
身体中の細胞に酸素を運び
いらなくなった二酸化炭素を
出すためです。

それらの呼吸の動きは
横隔膜、肋骨、肋間筋、脊柱などの
協力で行われています。

息を吸う時
肋骨が広がり
息を吐く時
肋骨がしぼみます。

背骨は1本の骨ではなく
椎骨という小さな骨が連なっています。
肋骨の1本1本は
背骨の胸骨(肋骨の胸の部分)の
椎骨の一つ一つと
関節になっています。

肋骨が広がるためには
脊椎の間が寄り集まってきます。
肋骨がしぼむ時には
椎骨の間はもとに戻ります。

つまり息を吸っている時は
背が低くなっているのですね.

深呼吸の勘違い

ところが、小学生の頃
身体測定で身長を計るとき
少しでも背が高くなるように
息を吸った記憶がありませんか?

胸が膨らみ肩が上がるので
息を吸うと
背が高くなったような気がするのですね。
でも実際には
背が低くなっていたのです。

そして、多くの人には
今もその記憶が残っています。
そのため、つい息を吐く時に
背が低くなると勘違いして
上半身を縮めてしまうクセはありませんか?

正しい深呼吸

実際は息を吐く時は
吸っている時より
背骨の椎骨同士は広がり
全体で数センチ長くなっています。
つまり背が高くなっているのです。

でも、頭の重さ(約5kg)が
脊椎の上に乗っているので
数センチも背が高くなったりはしません。
しかし、息を吐く時に
背が低くなることはないのです。

鏡を見てチェック

さて、鏡のまえで深呼吸をしてみましょう
息を吐いた時
背が低くなっていませんか?

その場合は
いわゆる猫背状態になっていて
身体がうまく支えられない
状態になっています。

そんなクセのある方は
鏡を見て
深呼吸の練習をしてみましょう。

息を吸っている時
肩は上がります。

息を吐いている時
頭の位置は変わらず
肩だけが下がります

耳と肩の距離でチェックしてみましょう。
耳の高さは変わらず
肩だけが下がります。

どうでしょうか?
簡単ですね。
これを注意しながら
演奏前にふさわしい深呼吸ができるように
練習してみてください。

まとめ

あがらないようにと
何気なくやっている
深呼吸ですが
正しく行わないと
逆効果になります。

息を吸っている時も
吐いている時も
背の高さは変わりません。
鏡を見ながら練習してみてください。

上手な深呼吸をして
演奏に役立ててくださいね。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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井桁 典子

井桁 典子

井桁典子ギター教室主宰

初心者を教えて40年以上の経験から、身体に負担なく楽に上達する方法を研究しています。
“ギターライフを楽しんでもらいたい”その思いから、皆様に情報発信をしています。
楽器演奏をするときの身体の使い方の専門指導「ミュージックボディーラボ」も主宰しています。

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