湯河原にギターの家を建てました
井桁典子ギター教室に
もう一つの活動の場ができました
“湯河原のギターと建築の家”
湯河原の山麓に
ギターの音を楽しめる
小さな一軒家を建てました。
そこを「サロン和韻湯河原」と名づけ
ギターの活動をしていきます。
まずは湯河原の自然を楽しめるよう
ギターの音と湯河原の風景を
動画作成してYouTubeにアップしています。
また、実際に湯河原に足を運んで
この建築に響くギターの生音も楽しんでください。
青葉台、東京からは
1時間45分です。
思ったより近いです笑
ギターの音が響くように
この家の建築コンセプトは
ギターの音が優しく
豊かに響くように、と
設計を依頼しました。
予想していた以上の
面白い響きになりました。
なぜ響きにこだわるのかというと
ギターは音量は小さいのですが
響くことによって
豊かな音楽を奏でる楽器だからです。
スペイン音楽の響き
かつて若い頃
スペインに留学していて
日本とスペインの家や街の
響きが違うことに気が付きました。
スペインのマンションは
床が石やタイルで
とてもよく響くのです。
ギターの重要なレパートリーは
スペインでたくさん生まれました。
私たちはそれらの曲を演奏しています。
特にF.タレガ の作品のように
単音が多い曲は大きな差が出ます。
彼の曲は
スペインの住環境の中で生まれました
部屋に響いて残っている音に
音を重ねて
ハーモニー感をだして
作曲しているということに気がつきます
日本の家だと
反響が少なく
そのハーモニーは
聞き取りにくいのです
F.タレガのように
単音で和音が少ない曲は
日本で弾くと
まるで初心者のように聞こえてしまいまが
スペインで演奏すると
素晴らしいハーモニーが
メロディーを支えてくれ
豊かな音楽になります。
でも、その響きを日本で再現することは
難しいです
あの豊かなハーモニーを
自分の家で再現できたら
そんなところで練習できたら、、、
というおもいで湯河原の家ができました。
建築の素材
出来上がった家は
コンクリートと木造の混合建築で
おしゃれな一軒家になりました。
その素材感が
日本の湿度
日本人の耳に
丁度いい響きになりました。
弾く場所や
聴く場所でも
音が変わります。
小さな音でも
豊かに響きます。
この家で
レッスン会
コンサートなど
ギターの生音を楽しんでいただけるよう
企画していきます。
この建築にご興味を持った方は
「湯河原のギターと建築の家」ホームページもご覧ください。
https://shizukanaoto.com