Fコードのセーハ のコツは腕力、女性必見!

ギターを弾き始めて最初に壁に当たるのはFのコード。
セーハの音が出ない
力を入れすぎて指がしびれる
親指の付け根が痛くなる

特に筋力の弱い女性にとっては悩みです。。。
そんな時、力で解決しようとしてはダメ
実は女性でもセーハがうまくできるコツがあります。
力だけで解決するのは限界があります。
腕力が助けてくれます!

Fのコードがビリつく

Fコードがビリつくのはセーハのせいだと思っていませんか?
実は他の指がうまく押さえられていないのでビリつくことがよくあります。
どの音がうまくいっていないか点検してみてください。
その上でセーハが原因でしたら、セーハだけの練習をしてみましょう。
まず、Fのコードで必要な1弦、2弦、6弦の3本の弦をセーハする練習をしてみます。

 

セーハは腕で押す

もし指の力、握力が弱くても腕力が助けてくれます
目の前にテーブルがあったら、手で押してみてください。
どうでしょう?
指先で押した人は少ないと思います。
手の平や指の付け根で押したのでは?
そちらの方が指先より力があるのです。

セーハで弦を押すときも指の力だけでなく腕で押します
腕で押せばFのコードに必要な力は充分です。

Fコードのセーハがうまくできないのは、ほとんどの場合、1弦と2弦です。
この2本の弦は腕力で解決します。

セーハの3つのコツ

セーハをうまく押すために、3つのポイントに注意しましょう。

  1. 指のどこで弦を押しているか正確に判断する
  2. 弦を押し終わったか判断する
  3. 腕で押す力を使う

この3つを注意するだけでセーハがずっと楽に確実にできるようになります。
力まかせではなく効率よく練習しましよう。

1、指のどこで弦を押しているか正確に判断する

人間の指についてお話しします。
指先には指紋(しもん)がありますね?
この指紋があることによって指先の読み取り能力が高くなっているのです。
弦を押す時に指先で押すのもこのためです。
逆に考えると指先以外は感じ方が悪い
つまり反応が悪いのです。
でもセーハは指先でない部分でも押さなくてはなりません。
6弦は指先で押さえるので押さえ加減が分かりやすく簡単です。
指先以外の場所、1弦と2弦を押す指の根元の感覚が鈍いのでわかりにくいのです。
ご自分の指を触って、どのあたりが押さえやすいか調べてみましょう
セーハで押すときは指の真裏でなく、親指よりの指の側面の方が弾力があり押しやすいです。
ちょうど良い部分を1弦、2弦にうまくあてているか注意してください。

2、弦を押し終わったか判断する

次に弦を押す力加減を練習しましょう。
他のブログで詳しく解説していますので是非あわせてお読みください。

弦がフレット棒にあたった時点が押さえ終わったということです。
弦を下に押す距離はほんの1〜3mmです。
それ以上に力をいれても無駄です。
疲れたり、速く動かせなくなります。
その、フレットにあたった感触を読み取るのが、指先は簡単なのです。
しかし指の根元の方は読み取りにくいのですね。
ですから1弦2弦あたりを押す指の部分は感触がわかりにくいのです。
ちゃんと弦を押したな?という感覚を感じる練習をしてみてください。
力を入れて強く押しすぎると余計にわかりにくくなります。
ビリつくことを怖がらず、そっと押しながら読み取ってください。

3、腕で押す力を使う

その他に注意しなくてはいけないことがあります。
力を入れて押そうと思うと親指にも力が入り、人差し指と親指でネックと弦を挟み込むような押さえをしていませんか?
それは思わぬ怪我の元に。
親指の付け根に痛みがでたり、ひどい場合には腱鞘炎(けんしょうえん)になることも

力を入れればセーハできると思っていると指、腕だけでなく腕や胸、背中にも力がはいります。
その力をいれた筋肉は腕を動かすための筋肉なのです。
つまり力を入れると腕の筋肉は硬くなり動きにくくなります
結果、腕で押す“腕力”が使いにくくなります。

また、肘を後ろに引き付けて指を押し付けようとしていませんか?
同じように、背中に力が入り、腕の押す“腕力”が使いにくくなります

1フレットは一番難しい

皆さんが一番はじめに困るのがFのコードですね。
でも、実はFのコードは最大の難関です!
なぜなら1フレットをセーハするからです。
1フレットは弦のテンション(張り)が高く、押しにくいのです。
その上、難しいセーハをしなくてはいけない。。。
初心者はできなくて、あたりまえです!

一旦、Fのコードからはなれてセーハの練習をしてみませんか?
“急がば回れ”です。
まずは5フレットあたりで、この練習をしてみましょう
コツをつかめば1フレットでもできるようになります。

まとめ

セーハの音がうまく出ないとがっかりしますね。
でも、そこで慌てて力まかせに押すのは危険です。
力ではなく、正確に触り、腕で押すことを考えましょう。

“6弦は指先で指力、
1弦2弦は指の根元で腕力で押す“

女性、握力の弱い人はこれで対処しましょう。
そして、いきなり1フレットではなく5フレットあたりで練習してみましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。
他のブログやyoutubeをご覧いただくと、さらに分かりやすくなると思います。
是非ご覧くださいね。

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井桁 典子

井桁 典子

井桁典子ギター教室主宰

初心者を教えて40年以上の経験から、身体に負担なく楽に上達する方法を研究しています。
“ギターライフを楽しんでもらいたい”その思いから、皆様に情報発信をしています。
楽器演奏をするときの身体の使い方の専門指導「ミュージックボディーラボ」も主宰しています。

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